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果実農園の害虫被害収まらず TAS

【ホバート9日AAP】  TAS州の果実農園でショウジョウバエの被害が懸念されている2つの地域で、再びショウジョウバエの成虫が見つかったことが分かった。新たに2匹のショウジョウバエがダベンポート近くのスプレイトンで見つかり、同地区では合わせて18匹が見つかっている。

 

TAS州第一次産業、公園、水、環境省のロイド・クランプ・ゼネラル・マネージャーは声明の中で、今回ショウジョウバエが見つかった地域で、今後さらに捕獲対策を「強化」する方針を示している。TAS州フリンダース島のスプレイトンでは今年1月、ショウジョウバエの幼虫が見つかっている。

 

TAS州では「ショウジョウバエが寄生していない果実」を売りに、日本、韓国、米国、中国などの市場に輸出しているが、ショウジョウバエの発生を受けて台湾が先月、同地区からの輸出を一時停止する措置を取っている。TAS州政府は農家に対し、緊急支援金として200万ドルの支給を決めている。

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