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シーシェパード「事故の責任は日本側に」

【シドニー7日AAP】   6日、南極海で発生した日本の監視船と環境保護団体「シーシェパード」の活動船の衝突事故に関して、責任は相手側にあると双方が訴えている。

この事故でシーシェパードの「アディ・ギル号」は船体が真っ二つに折れ、沈没したと伝えられている。また、同船の乗組員6人が救助されたが、うち1人は肋骨を骨折した。事故について、日本側はアディ・ギル号が第2昭南丸の前を横切った際、急にスピードを落としたことが原因だと主張しているが、シーシェパード側は、「昭南丸は急に向きを変え速度を上げた。完全にアディ・ギル号を狙ったものであり、まさにひき逃げ行為だ」として真っ向から反発している。

さらにシーシェパード側は、日本に対し法的手段を検討しているかという質問に対して、「南極海では何の法の権力も及ばない。日本は国際法に反して捕鯨を行い、好き勝手なことをしている。もし、我々が彼らによって殺されるようなことがあっても日本の法律によって裁決が下される」と述べた。オーストラリア政府は6日、事故の問題解決のために船を出港させることはないとした。

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