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インドの新聞が豪警察を人種差別主義者扱い

【ブリスベン8日AAP】   インドの新聞が、VIC州警察を白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」のメンバーとして描いた風刺画を掲載した。これについて、ギラード首相代理は8日、強い不快感を表明した。

5日発行のメール・トゥデー紙に掲載された風刺画には、オーストラリア人警察官がクー・クラックス・クランのメンバーとして白装束姿で描かれており、「私たちはまだ事件の本質を確かめていない」という台詞が添えられていた。

先日、メルボルンの公園でインド人学生のニティン・ガーグさん(21)が殺害される事件が起きており、VIC州警察は事件の背景に人種差別があったかにどうか、まだ判断できないとした。この警察の発言を受けて、風刺画が掲載された。

ギラード首相代理は「まだ風刺画を見ていない。この種の連想は非常に不快だ。私はこういった発言を非難する」と述べ、警察が犯罪の摘発とインド人学生の安全強化のために優れた任務を行っていると評価した。

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