【シドニー9日AAP】 NSW州で虫歯にかかる幼児の数が増加している。
歯科医らによれば、保育園未就学の子供たちが虫歯になり、親が治療費として最高で5000ドルを費やしているという。最新の調査では、4歳未満のオーストラリア人の幼児のうち48%が虫歯になっており、そのうち歯医者にかかるのは10%であることが明らかにされた。
豪歯科医師会のヒューセン会長は「子供向けの甘くて酸性の飲み物や菓子の普及が、子供の虫歯の主な原因だ。状況は悪化しているため、喫煙や皮膚がんのような広告キャンペーンが必要」と指摘した。
NSW州保健省の統計によれば、約40%の子供が5歳までに虫歯になり、5~8歳の子供のうち30%は歯科医の定期検診を受けていないという。