【メルボルン10日AAP】 バレンタインデー時期には、オンラインで出会いを求めている人たちで、多額の詐欺被害に遭っている人も多くいることから、 公正取引委員会と銀行では、「恋人」に送金をする場合は十分気をつけるように呼びかけている。
オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)とANZ銀行によると、2017年では半年間で合計370万ドルの詐欺被害が発生しており、119件の調査が行われたという。
ANZ銀行では「恋愛詐欺師にとってバレンタインデーは一番の稼ぎどき」だとし、「知らない人からのフェイスブックの友達承認や出会い系サイトのメッセージは詐欺の始まりかもしれない。詐欺のサインに気づくことが重要」としている。
同銀行の調査結果によると、55歳以上の人が最も詐欺に引っかかりやすく、男性の方が恋愛詐欺のターゲットになりやすいが、女性の方が詐欺だと気づくのが遅いため、結果として失う金額も多いという。