【メルボルン11日AAP】 先月28日、猛暑のなかVIC州で大規模な停電が発生した。州政府は、影響を受けた州民に1回限りの補償金を支給すると発表した。
アンドリュース州首相は11日、「これまでに12時間停電した世帯にしか補償はなかった」と話し、今回の停電補償は前代未聞だとした。2月末までにおよそ5万人を対象に、3~20時間の停電には80ドル、20時間以上の停電には最大で180ドルが支給される。停電による金銭的損失の請求とは別に行われる。州政府は、異常気象時の電力需要を満たすよう、国内のエネルギー業界・企業と連携して取り組んでいるという。
野党自由党は、「州政府が提示する補償額は十分でない」と批判した。