【ブリスベン11日AAP】 クイーンズランド大学は8000人以上の母子を21年間にわたり追跡調査した結果、12歳までに思春期を迎えた女子は14歳までに思春期を迎えた女子よりも「著しく」暴力性が高く、窃盗、乱闘、薬物摂取などを経験する可能性が高いことがわかった。
また、思春期の同じ段階にいる男子と女子の暴力性のレベルに顕著な違いは認められず、テストステロン値のレベルが高いために男子が女子よりも暴力性が高いとする考えは誤りであることが証明された。
主執筆者のナイマン教授は、早熟な女子ほど窃盗、乱闘、喫煙、薬物摂取などを経験する可能性が高いことを裏付ける決定的な要因は不明だとした。さらに、これらの特徴が女性らしさと関連性があるかどうかも分かっていない。
ナイマン教授は、反社会的行為を阻止するための介入プログラムは子供が思春期を迎える前に導入することが最も効果的であるとしている。