【メルボルン12日AAP】 12日午後1時半ごろ、メルボルン郊外プレストンにあるノースランド・ショッピングセンター内で、子ども3人が乗った車両がカージャックされる事件があった。子どもたちは現場から500メートルの地点で犯人に解放された。犯人は現在も逃走中。
ジョディー・ジョイスさんは、買い物を終えた後、子どもたち3人(11、9、4歳)を車に乗せて、冷房をつけるために車両のエンジンをかけたままの状態で荷物をトランクに積んでいた。突然、男女2人組が乗り込んできて車両を発進。ジョイスさんは叫びながら車両にしがみついたがやむなく手を離した。警察によると、その後、11歳のルーク君が犯人に対し「何を持っていってもいいから僕たちを解放してほしい」と訴え、3人は解放された。ジョイスさんは「車は盗まれてもいいが、子どもたちだけは返してほしかった」と話した。
犯人の男は、濃い色の髪に野球帽を着用。女は長い金髪。いずれも白の服を着ていた。盗まれた車両は1999年型ホールデン・アクレイムだという。