国際

ハイチ地震でクリントン氏訪豪中止

【キャンベラ14日AAP】   今月予定されていたクリントン米国務長官の訪豪が、地震で大きな被害が出た中米ハイチへの支援対策を理由に延期された。

ハイチで発生したマグニチュード7.0の地震は、首都ポルトーフランス近くを震源とし、学校やホテル、病院、大統領官邸までもが崩壊する事態となった。死者数は10万人に達する可能性があるとみられている。また、ハイチの近隣国である米国には同国出身者も多く生活している。現在、ハワイを訪問中のクリントン国務長官は14日午前、スミス連邦外相に対し電話で訪豪を延期する旨を伝えた。連邦政府では残念としながらも緊急事態であるため、クリントン氏の事情を察するとした。

クリントン国務長官は、毎年開かれる「豪米外相・国防相による閣僚協議」(AUSMIN)に出席するためにパプア・ニューギニア、ニュージーランドを訪問した後、オーストラリア入りする予定だった。同2国への訪問も延期された。

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