【メルボルン17日AAP】 VIC州政府は児童保護システムの抜本的見直しとして、親に育児法を教える計画を試験的に導入する。
VIC州政府は新規に50人以上のソーシャルワーカーを雇用し、問題を抱える家庭や親をサポートしていく。オンブズマンの報告書の中では、子供が性犯罪の前科者と同居しているケースが明らかにされるなど、福祉サービス局の児童保護能力に重大な問題があると指摘された。
ネビルVIC州コミュニティサービス相は17日に子育て試験的プロジェクトの詳細を発表する予定で、このプロジェクトの下では、ソーシャルワーカーが子供のしつけ方や、健康な食事を作り方、学校の予定を管理法などの基本的な技能を最大1年間にわたって両親に教えていくという。ネビル相は「ソーシャルワーカーが家計管理の補助をする可能性もある。また、赤ちゃんの育児スケジュールの組み立てや、安全な寝床の確保、子供と一緒に教育的なゲームをする方法、問題児の扱い方なども伝授していく」と述べた。