【キャンベラ15日AAP】 連邦のターンブル首相はこのほど、閣僚の行動要領を改定し、閣僚と職員に対し性的な関係を持つことを禁止する方針を固めた。ジョイス副首相が、元職員の女性と不倫関係にあることが明るみとなったことから、規制の強化に踏み切ったもの。
ターンブル首相は「閣僚は既婚か独身かに関わらず、職員と性的な関係を持つことを禁止する」と述べ、個人のプライバシーが尊重されるべきである一方、「大きな責任と信頼を得る地位にある」との考えを示した。また、職員と性的な関係を持つことは「悪質な職場行為」と非難した。
一方、不倫騒動の渦中にいるジョイス副首相に対し、ターンブル首相は「女性たちを苦しませただけでなく、われわれをあぜんとさせた」と述べ、自身の進退問題について考えるよう伝えたもようだ。米国でも今月、同様の決議が採決されている。