【シドニー22日AAP】 26日の「オーストラリア・デー」を前に、NSW州首相が先住民アボリジニーの抱える痛みと、未来への希望について発言した。
ケニーリーNSW州首相は「222年前にヨーロッパ人が入植して以来、先住民の生活は永遠に変えられてしまった。それゆえに、オーストラリア・デーは先住民にとっては痛みをともなう日だ。しかし、和解の約束が果たされる日が近づいているという希望を持つ日でもある」と述べた。
また、ケニーリー首相はオーストラリアン・レジェンズ賞を受賞した作家ブライス・コートネイ氏やデヴィッド・マルーフ氏、トーマス・ケニーリー氏らに敬意を表した。受賞者は、今年のオーストラリア・デー記念切手に描かれている。
ケニーリー首相は「私たちは皆、オーストラリア人だ。皆それぞれがストーリー持っていて、共にオーストラリアをつくっている」と続けた。