一般

学校情報のサイト掲載めぐり対立

【アデレード24日AAP】   全国1万校以上の学校に関する情報のウェブサイト掲載をめぐり、連邦政府と教師との間で対立が起こっている。28日から情報公開を予定しているウェブサイト「My School」では、各学校の出席率や在籍率、デメリット事項、全国読み書き計算能力テストの結果が掲載される。

豪教育労働組合(AEU)は、これらのテスト結果は学校比較を行うための目的で意図的に使用されるものではないが、メディアは問題があるとされる学校のランキングを作成することはできると述べている。また、AEUは政府が学校ランキングの作成を阻止する措置をとらない限り、今年の全国読み書き計算テストの運営に協力することはないと主張した。

一方、ギラード教育相は教師がテストをボイコットしたとしても、テストが確実に実施されるように対策を講じると述べた。ギラード氏は、学校情報の掲載に反対する人がいることは認識しているが、重要なことは保護者が今まで以上に学校の業績に関する情報にアクセスできるということだと強調した。

「読み書き計算テストをボイコットするというAEUの決定は子供、保護者、学校にとって好ましくない。テストは子供たちにとって重要なものであり、保護者に情報を提供するために必要なもの。AEU側に決定を再検討することを要求する」とギラード氏。

ウェブサイト「My School」 http://www.myschool.edu.au./

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら