【キャンベラ24日AAP】 22日から難民船2隻が新たに捕捉され、連邦野党はクリスマス島の収容所はすでにその収容可能人数を超えているとした。
当局によると、西オーストラリア北岸沖で捕捉された難民船には約70人の亡命希望者が乗っていたという。2010年に入ってから捕らえられた難民は250人以上で、最大収容人数1850人の施設は更なる負担を強いられている。
野党移民スポークスマンのモリソン氏は「人々はテントで暮らし、分散して生活している。現地では人種暴動も発生している」と語った。今週クリスマス島を訪問するモリソン氏は、新たに難民船2隻が到着したことで、亡命希望者は豪政府の国境防衛政策は「魅力的」と感じていると述べた。
一方、スミス外交・貿易相は、アフガニスタンやパキスタンとの国境地域での対立やスリランカの内戦などの国際事情を指摘し、今後も豪領域への難民船の侵入が予想されると述べた。