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ロックフェラー氏、いまだ消息不明

【メルボルン26日AAP】   メルボルン在住の億万長者、ハーマン・ロックフェラー氏(52)が21日から消息不明となっているが、VIC州の田舎町でロックフェラー氏を目撃したとの情報が入った。

VIC州ゴードンで雑貨店を経営するジャン・スティテリさんによれば、ロックフェラー氏らしき男性が25日午前に来店し、パイ、ソーセージロール、飲み物を買い、同日午後にも来店して牛乳を買っていったという。この際、男性は自分の娘について少し会話をしたという。「100%の確信はないが、私たちはこの男性がロックフェラー氏だったと思う。ひげが少し伸びているようだった」とスティテリさん。

ゴードンは人口400人弱の小さいな町で、25日にロックフェラー氏の自家用車プリウスが乗り捨てられているのが発見された地点から近い。警察が26日午後1時15分ごろにゴードンの雑貨店に来店し、捜査を行ったという。

ロックフェラー氏の身内や友人は、失踪の理由が思い当たらず途方に暮れている。「通話記録やクレジットカード、銀行、有料道路の利用など、すべて可能な限り調べたが、手がかりはつかめない」と妻のビッキーさん。

ロックフェラー氏の自家用車が21日午後9時30分ごろにメルボルン空港の長期駐車場を出たことは、防犯カメラの映像で確認されている。けれども、誰が車を運転していたかまでは確認できていない。ロックフェラー氏は失踪直前の4日間、NSW州へ出張に行っていた。出張中に面会したメートランド市のブラックモア市長は「彼は幸せそうにみえた。数週間以内に父親を連れてまた来ると話していた」とコメントした。

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