【メルボルン27日AAP】 メルボルン北部プレストンで、足を怪我して路面電車の線路上に横たわっていたカンガルーが警官に射殺された。警察側は、「仕方がなかった」として警官の行為を擁護している。また、この出来事に関する地方新聞のカメラマンが撮影した写真が、27日付のヘラルド・サン紙に掲載された。
このカンガルーは車にひかれ、足を骨折していたとみられている。警官はこのカンガルーに対し、周辺で車両が行き交っている中、路面電車の正面で2発、発砲した。警察によると、この警官はカンガルーを射殺する前に動物救助係に救援を求めたが、現場に駆けつけられるスタッフがいなかった。警察側は「今回のケースは非常にまれであるが、カンガルーは痛みを持っていたことや、また道路に飛び出す可能性を考えると、警官の判断は間違っていなかった」とした。