【ブリスベン17日AAP】 今年は2月16日に旧正月を迎え、週末にかけて国内各都市でも新年を祝うイベントが盛大に行われるもようだ。太陰暦による元旦は毎年日にちが変わることでも知られ、中国のほかインドネシア、シンガポール、韓国、タイ、ベトナムでも太陰暦による新年が祝われる。
QLD州ブリスベンでは、目抜き通りのクイーン・ストリートで、獅子舞や竹竿を使ったアクロバット演技、中国の管弦楽団による演奏、カンフー演技などが行われる予定となっており、ブリスベンのクアーク市長は「街の中心で祝賀イベントを開催することは、アジア太平洋の伝統文化の重要性を再認識することにつながる」と述べた。
また、NSW州シドニーでは、オペラハウスに高さ8メートルの今年の干支である犬の灯籠が展示されるほか、祝賀を意味する赤色でオペラハウスがライトアップされる。シドニーで春節を祝うのは今年が22年目となり、観光客は今後3週間で140万人以上と予想されている。ベレジクリアンNSW州首相は、シドニーでは50万人以上の中国系住民が地域に貢献しているとして、春節は多文化主義のお祝いでもあるとコメントした。