【シドニー1日AAP】 大手スーパーマーケットのコールスとウールワースで「ロイヤルティー・プログラム」に加入した利用者は100ドル分の商品を購入すると平均1ドルの払い戻しを受ける。しかし、消費者保護団体「Choice」は、このプログラムは利用者へのわずかな経済的利益に対して大量の個人情報が取引され、スーパーに一方的な利益をもたらすだけと主張した。
たとえば、コールスが提供しているFlybuysカードを使用する場合、1万5700ドル分を購入すると50ドル分のギフト券を得ることができるが、1万5700ドル分を貯めるためには平均約2年を要する。また、ウールワースのエブリデー・リワード・スキームでは、1万1000ドル分を購入すると50ドル分のギフト券を獲得できるが、その金額に到達するために要する年数は平均1年4カ月。
ロイヤルティー・カードを所有することで得られる利点はわずかにもかかわらず、カード所有者はウールワースかコールスの特定のスーパーを利用するため、ほかのスーパーが提供する低価格の商品を見逃す可能性もある。