【キャンベラ20日AAP】 トニー・アボット前連邦首相は、賃金上昇と住宅価格の問題が改善されるまで、移民の受け入れを削減すべきとの見方を示している。
アボット氏は、移民の受け入れ数を現在の年間19万人から11万人に削減すべきとして、ターンブル首相に次回選挙の公約に掲げるよう呼び掛けている。同氏は20日夜、シドニー・インスティテュートで講演する予定。「移民の削減が賃金上昇と手の届く住宅価格につながる」と話すとみられる。
コーマン予算相は移民政策変更の必要性について聞かれ、「受け入れ数は前労働党時代よりも少ない」「スキルを持った移民を受け入れることによって、将来的に経済成長につながる」と語った。