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シー・シェパードの船、再び捕鯨船と衝突

【シドニー6日AAP/AP】   6日、南極海で反捕鯨活動船と日本の捕鯨船が衝突する事故があった。負傷者は出ていない。

衝突が起きたは6日午後3時ごろで、現場は南極ダーンリ岬沖300キロの地点。反捕鯨活動団体シー・シェパードのワトソン船長は「日本の捕鯨船がボブ・バーカー号に故意に激突してきた。4隻の日本の船がまるで鮫のようにボブ・バーカー号のまわりを旋回した。第3勇新丸が衝突してきて同号は3フィート(約90センチ)の損傷を受けた」と語った。

一方、日本の水産庁は「反捕鯨活動団体の船が、日本の捕鯨船に酪酸入りの瓶を投げ入れるために急接近したことから衝突が起きた」「捕鯨船を脅かし、乗組員の生命を危険にさらすような活動を私たちは許容しない」と発表した。

ワトソン船長は「日本の捕鯨活動はオーストラリア法に違反しているが、捕鯨を阻止するための措置は取られていない」と述べ、豪政府に何らかの行動を取るように要求した。今年1月6日には、シー・シェパードのアディ・ギル号が南極海で捕鯨船と衝突し、沈没する事故があったばかり。

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