【メルボルン8日AAP】 トヨタ車のリコール問題を受け、トヨタ豪支社のビュットナー社長は豪国内で新しく製造され、8日から販売が開始されたカムリハイブリッドのブレーキ、アクセル、フロアーマットに問題はないと発表した。
昨年、米国でトヨタ車のアクセルペダルが原因で家族4人が死亡したとされる事故が発生した。これが引き金となり、米国ではトヨタ車230万台がリコールされた。さらに、プリウスにもブレーキの不具合が見つかり、現在調査が行われている。
ビュットナー氏は「アクセルペダルの不具合に関するリコールは、オーストラリアに輸入された車両や国内で製造された車両を対象にしていない」と語った。また、フロアーマットの問題についても国内のトヨタ車に影響はなく、新型カムリハイブリッドのブレーキシステムはプリウスのシステムと全く異なるという。ビュットナー氏は、リコール問題が新型カムリハイブリッドの販売に影響しないことを願う一方で、今回の騒動でトヨタのブランドイメージが損なわれるだろうと語った。