【キャンベラ10日AAP】 連邦政府が国内の高齢化に対応するために移民を増やとうとしていることに対し、与党議員が「ネズミ講のようなものであり、詐欺だ」だとして反発している。
連邦政府は、高齢化対策として人口増加を目指す一環として移民の数を増やす考えを示唆しており、2050年までには現在の全人口2200万人から3600万人にまで増やす計画を立てている。
これに反発しているのがトンプソン労働党議員で、「移民が増えることは将来的に高齢者の数の増加につながり、巨大なネズミ講のようなものだ。いずれ崩壊する時が来る」としている。また同議員は、人口は2600万人で安定させるべきだとし、海外留学生が永住権を取得するためには、自国で2年間滞在させるべきという案を提示している。さらに、出産祝い金(ベビー・ボーナス)を廃止し、3人以上の子供がいる家庭に対し、生活補助金(ファミリー・タックス・ベネフィット)の支給を制限すべきと訴えている。