【ゴールドコースト17日AAP】 ギャンブル中毒とされる日本人女性が、語学学校に絡んだ詐欺を行った疑いで逮捕された。被害者は27人、被害額は200万ドル以上に上るとみられている。
17日、QLD州サウスポート簡易裁判所で開かれた裁判で、検察側は、ミホコ・ギャスパー被告(39)は、ゴールドコーストにある語学学校「オーストラリアン・ランゲージ・インスティチューション」に入学する子の親に対し、学校から収益配当金を受け取ることができると持ちかけ、その手配金を要求したと述べた。しかし、同被告が親たちに伝えた住所は虚偽のもので、電話も不通となっている。また、ギャスパー被告は被害者らに対し、卵巣がんを患っていると偽り同情を買おうとしていたという。
また、同裁判所に提出された報告書では、同被告はギャンブル中毒で、オーストラリア及びニュージーランドのカジノに160万ドルの借金があるとされている。
裁判長は同被告に対し、逃亡の可能性があるとして保釈を認めなかった。ギャスパー被告は来月17日、同裁判所に再出廷する見込み。