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救急診療サービス機関 不正請求で調査

【キャンベラ28日AAP】  保健当局のサイモン・コテレル第一次官補は28日、上院委員会の公聴会で、救急診療サービスのプロバイダーが不正な請求を行った疑いがあるため、医療サービス機関による不正を調査するプロフェッショナル・サービシズ・レビュー(PSR)が調査を行っていることを明らかにした。

 

コテレル第一次官補によると、28の医療機関と面談を行った後、5つの機関についてPSRに調査を依頼したとしている。また「1つの機関を詐欺の可能性で調査中」と述べた。救急診療サービスを巡っては昨年、ハント保健相が、事前予約であったにもかかわらず「救急」の往診として請求が行われていると懸念を示していた。

 

また、メディケアの見直しにより、往診に対する支払額は今年3月1日以降、129.80ドルから100ドルに値下げとなり、2019年1月以降は90ドルまで引き下げられる。これらの変更はメディケア制度の見直しにより、2011年度から2016年度までの5年間で、救急診療が150%と急増したことや、同様に往診の支払額が9080万ドルから2億4590億に急増したことが明るみとなったことが背景となっている。

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