【シドニー1日AAP】 シドニー東部の自治体は、乗り捨てて放置された状態となっているシェア自転車の取り締まりに乗り出す方針を決めた。シドニー市、ランドウィック、ウェイバリー、ウラーラ、インナー・ウエスト、カナダ・ベイの6つの自治体は5日より、道路や歩道に乗り捨てられた自転車は押収するという。
一方、シェア自転車のサービスを提供しているのはoBike、Reddy Go、ofo、Mobikeだが、自転車の停車場がないことから放置される自転車が急増し、問題となっていた。ウェイバリーのウェイクフィールド市長は、「業者は自分たちの行いに責任を持ち、適正に運営して欲しい」と述べた。業者は今後3カ月で業務の改善を図る必要がある。
また、シティー・オブ・シドニーのコンスタンス交通相は、自治体の厳しい姿勢を支持し、他の自治体も取り締まりを強化するよう呼び掛けた。oBikeのキム代表は、一部の利用者が自転車を破壊行為などを行っていることは「残念」としながらも、週に少なくとも2回はメンテナンスチームを派遣し、修理や回収を行っていると強調した。