【キャンベラ2日AAP】 人的サービス省のレオン秘書官は1日、上院委員会に出席し、政府の社会福祉機関センターリンクへの問い合わせ電話のうち、3,325万7,230件がオペレーターにつながらず、応答されないままとなっていたと報告した。前年比50万件以上の増加だ。
レオン秘書官は、問い合わせに対応するオペレーターの数は過去3年間で変わっていないとして、人員削減が原因ではないと否定した上で、応答する電話の順番を決定するテクノロジーが非常に複雑で、上手く機能していないことが問題と説明した。
さらに、運よく自動案内システムに電話がつながった人のうち、33万人がオペレーターが電話を受けるまでに30分以上待たされたほか、16万人が保留のまま1時間以上待たされていたことも分かっている。これについて労働党は、センターリンクの人材不足を指摘。グリーンズ(緑の党)もまた、問題は多面的だとしつつも、人材の補充が必要との見解を示した。