【キャンベラ23日AAP】 連邦政府による助成金支給制度の導入以後、断熱材の事故が多発していることから集中砲火を受けているギャレット環境相に対し、ラッド首相は引き続き擁護する姿勢を明言。さらに、同制度に絡む問題について、首相は「最終責任は首相である自分自身にある」と述べた。
断熱材導入に対し助成金が支給されるというこの制度が開始されて以降、断熱材を入れた家庭の数は飛躍的に伸びた。しかしながら、適切に設置されなかったり、金属製の断熱材が電気と接触し火災になるようなトラブルが相次ぎ、4人が死亡、93家屋が火災となった。
ラッド首相は、「政府が行ったプログラムに関して、結果の内容に関わらず最終責任は首相である自分にある」と述べた。また、事故が相次いでいるにも関わらず対策を怠ったとして、野党から辞任を求められているギャレット環境相に対しても、引き続き支援していくと述べた。