文化・芸能

ホイットニーのコンサート ファンは不満

【ブリスベン23日AAP】   昨年発売したアルバム「アイ・ルック・トゥ・ユー」が代表作「ボディーガード」以来、全米ヒット・チャートで1位となり、完全復活を果たしたと言われる米歌手、ホイットニー・ヒューストン(46)がブリスベン・エンターテーメントセンターで、22日、コンサートを行った。しかし、ファンにとって満足のいくものではなかったようだ。

ホイットニー・ヒューストンの来豪は1988年以来。 22年ぶりの全豪ツアーの皮切りとなったこの日のコンサートでは、ヒューストンは2曲を歌い終わった後、息切れをしている様子で疲れた表情をみせていた。また、歌の最中でも頻繁に咳き込んでいたという。コンサート後、インターネット上に投稿されたファンのコメントでは「ほとんどの曲を歌い切ることができず、息を整えるために喋ってばかりいた。多くのファンががっかりしていた」とされていた。また、「返金してほしい」といった内容もみられた。

ヒューストンの支援者側は23日に発表した声明の中で、「ショーの中での息切れについて指摘があるが・・・薬物中毒や暴力など、辛いことを乗り越えてきたヒューストンを応援してほしい。すべてをさらけ出して頑張っている彼女をあざ笑うのか?」と述べた。またこの支援者は、20年前のヒューストンの歌声を聞きたいのならCDを買うべきであり、コンサートでは真の才能を持ったプロの姿を楽しんでほしいとも述べた。

ヒューストンのコンサートは、ブリスベンの後、シドニー、ハンター・バレー、メルボルン及びアデレードで開催される。

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