【ブリスベン24日AAP】 ヨットで単独世界一周の旅を続けているQLD出身の少女、ジェシカ・ワトソンさん(16)は24日午前11時(豪東部時間)、南アフリカの喜望峰を通過し、インド洋に入った。これで、故郷オーストラリアの西部沿岸部を直接目指す形になった。
ジェシカさんは自身のブログの中で「また岬を1つ無事に通過でき、いよいよインド洋に入ったことがとてもうれしい。目指すはオーストラリア」と述べた。23日にジェシカさんと話をしたスポークスマンによると、ジェシカさんは喜望峰を通過した際には、ごちそうでお祝いをする予定だったという。このスポークスマンは「ジェシカは今、きっと旅の中で1番喜んでいるじゃないだろうか」と話した。
ジェシカさんは昨年10月18日にシドニー湾を出港。予定よりも早く行程は進んでおり、帰国予定の5月末より早くオーストラリアに到着するものとみられている。ジェシカさんはこの旅を成功させると、ヨットで世界一周無寄港の最年少記録を塗り替えることになる。
先月23日には風速65ノットという嵐の中、12時間過ごし、ヨットが何度も横転する事態に見舞われながらも難を乗り越えてきたジェシカさん。インド洋での航海は、今までのそれと比較すると穏やかとみられているが、オーストラリアまでの距離は長く、まだまだ気を緩めることはできない。