【バンダバーグ(QLD)24日AAP】 QLD州バンダバーグで発生した女児誘拐殺人事件に関して、犯人の男が24日、裁判所に出廷した。静かな街で起きた事件だけに地元住民の不安と怒りは頂点に達しており、この日、容疑者が裁判所に出廷する際には警察による厳戒態勢がしかれた。
今月21日に自宅から誘拐された後、殺害されたとされるトリニティ・ベイツちゃんの遺体は、22日、自宅からわずか50メートル離れた配管内で発見された。逮捕されたのは、同じくバンダバーグに住むアリン・ジョン・スレーター容疑者(19)。同容疑者がバンダバーグ簡易裁判所に到着した際、待ち受けていた被害者の関係者らが暴言を投げかける様子がみられた。
被害者を昔から知るという女性は「自分にも小さな娘が2人いるので、犯人逮捕で安堵した。トリニティちゃんはとてもかわいい女の子だった」と話した。
一方、警察は、インターネットサイト「フェースブック」上でトリニティちゃんを追悼するページにわいせつ及び攻撃的な内容の投稿をした4人について捜査を行っている。同様の行為は、ブリスベンの学校で殺害されたエリオット・フレッチャー君(12)の追悼ページでもみられ、今月15日、警察によりこれらの投稿が削除されたばかり。