【シドニー3日AAP】 NSW州保健局は、リステリア菌に汚染されたメロンを食べたことにより、リステリア症を発症し3人が死亡したことを受けて、NSW州保健局は、妊婦や高齢者、免疫障害のある人に対して、カット済みのロックメロンを食べないように注意を喚起している。
これまでにNSW州、VIC州、TAS州の3州から高齢者15人がリステリア症を発症していることが確認されており、後に3人が死亡したという。
保健当局は、問題のロックメロンは、リベリナ地域のグリフィス近郊にあるネリコンで作られていたと明らかにしており、先月28日以前に購入したものは全て廃棄するように指導している。
リステリア菌に汚染された食べ物を食べても、健康な人の場合は発症することはないが、免疫力の弱い人が発症しやすく、潜伏期間も最長で数週間以上と長いことから、発熱や頭痛、吐き気や下痢などの症状が現れた場合はGPに相談するように呼びかけている。