【シドニー4日AAP】 連邦政府、NSW州政府およびシドニー西部のカウンシルらは4日、同地帯の人口増加に備える数十億ドル規模の計画「シティ・ディール」を明らかにした。現在およそ200万人のシドニー西部の人口は、2030年代初頭までにさらに100万人増加すると予想される。
ターンブル連邦首相は「長い間、あまり計画がなされずに開発が行われてきた」と述べ、今後は人口の変化が起こる前にインフラを導入する意向を示した。また、建設予定の第二空港は新たに20万の雇用を創出すると加えた。シドニー西部内で北のセント・メリーズから新空港を介して南のバジェリース・クリークまで、南北を結ぶ鉄道路線も建設する計画だ。
シティ・ディールには、空港都市としての研究・製造拠点や、公園や遊具、図書館やスポーツ場など公共施設を提供する住みやすい都市プログラムも含まれる。
シドニー・ビジネス評議会は、民間投資が殺到する可能性があるとして計画を歓迎した。また、シドニー中心とパラマッタを30分で結ぶメトロ路線は不可欠だとして、計画に専念するよう政府に呼びかけた。