【シドニー7日AAP】 NSW州の地方で警察官が不足しているため、地方自治体が治安維持のために民間の警備員にパトロールを委託しているという。また、地方納税金を投じて防犯カメラ網を設置したり、パトロールカーを導入している。
フォーブズのミラー町長は「治安維持のために警備員を雇っている。私たちは警察官の増員を必要としている。地方の警察官の人数はかなり減少した」と語った。ショールヘブンのグリーン市長は「州政府は地方における警察の需要を満たしていない」と述べた。
ピットウォーター地域では2007年に初めて、木・金・土曜日の夜に民間の警備員がモナベールのビレッジ公園のパトロールするようになった。同地域の地方自治体は、治安維持費として年間計20万ドル以上を費やしており、2008年にはCCTV監視カメラ4台の設置のために45万ドルを投入したという。