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輸入牛肉に輸入リスク分析を導入

【キャンベラ8日AAP】   オーストラリアは牛海綿状脳症(BSE)が発生した国からの牛肉の輸入を10年にわたって禁止してきたが、先週ついに輸入が解禁された。しかし、地域社会から輸入牛肉の安全性に対する懸念の声が高まったことで、バーク連邦農相は輸入牛肉に輸入リスク分析を採用することを余儀なくされた。

しかし、輸入禁止令が発令される以前から牛肉は輸入されていたため、政府はすでに使用されている協定の規定によって人と動物の安全を十分守ることができるとし、輸入リスク分析の導入は不必要であると主張していた。バーク氏は今回、地域社会に安全性を再認識してもらうために、この評価法が必要であると判断したと述べた。

2年にわたって実施される輸入リスク分析では、地域社会による協議と科学調査が実施され、輸入条約原案が作成される。その後、各国は牛肉輸入の申請を行うことができる。ニュージーランド以外の国はすべて輸入リスク分析によって調査される予定。

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