【シドニー11日AAP】 オーストラリア不動産購入者エージェント協会(REBAA)は、今年中にシドニー周辺の不動産価格が最高で10%上昇という予想を出した。同協会は、他州でも住宅価格の上昇はみられるとしているが、中でもシドニーは住宅需要が高いとしている。
この予想に関してREBAAは、政策金利の今後の上昇具合や住宅ローン契約の引き締め状態にもよるとしているが、昨年末に始まった不動産ブームは今後3年間、続くとみているとした。
シドニーで人気があるのは北部沿岸部、市内西部、東部、及びノース・ショアの一部。またシドニー以外でもNSW州のハンター・バレーやオレンジ、ポート・マッコーリー、北部沿岸遠隔地域などが注目を集めているという。
オーストラリア準備銀行は、景気回復に伴い、昨年末より政策金利の引き上げを行っている。今月も0.25%上昇を決定したばかり。各銀行もそれに伴いローン金利の引き上げを行っており、現在、標準的住宅ローンの金利は6.85%前後とされている。