【キャンベラ11日AAP】 オーストラリア労働組合評議会(ACTU)は11日に、10年ぶりに労働者の職場環境や待遇改善を訴える最大級のメディアキャンペーンを行う。
メディアキャンペーンでは、雇用確保の改善や基本的な生活費を支払えるように労働者の賃金値上げを訴える狙い。
ACTUのサリー・マクマナス事務局長は8週間に渡るキャンペーンでは、大企業の持つ力に焦点を当てているとし「企業の利益は上がっているのに、賃金はなかなか値上がりされない。40パーセントもの職場では労働環境が不安定である」と述べた。
同事務局長は「キャンペーンでオーストラリア人がもっと安定した職場で働き、公正な賃金を支払われるようにするのが目的」とした。