【ブリスベン11日AAP】 QLD州北部で洪水のためキャンプ場で足止めとなっていた子どもたちが、およそ1週間ぶりに家族と再会した。
タリー近郊のエコ・クリーク・アドベンチャーパークで5日、洪水によって生徒と教職員70人以上が足止めとなった。9日、胃腸炎を発症した子ども3人がケアンズに空路で搬送されたが、残りの子どもたちはキャンプ場にとどまることが安全と判断された。悪天候の合間となった11日朝、ヘリコプター2機がケアンズから飛ばされ、子どもたちと教員らはタリー空港を経て数回に渡ってタウンズビルに搬送された。
QLD州のボブ・ギー災害コーディネーターは、事態を上手く管理したとして、救急隊と教員らを称えた。
パラシェイ州首相も11日、被害確認のため現地に向かった。洪水により、州の全地方自治体のおよそ3分の1が被災地に指定されている。被害の全容は数週間わからない見込みだが、バナナやサトウキビ、養殖業への影響は避けられない模様だ。