【ブリスベン15日AAP】 QLD州で2009年6月1日から2010年2月16日の期間に警察が道路わきで無作為に薬物検査を行った結果、多くのドライバーが薬物使用で摘発されていたことが分かった。
警察は、大麻、メチルアンフェタミン、MDMAに対する検査を1万1926件実施した。そのうち228人に陽性反応が確認された。これは1カ月に約27人の計算になる。道路わきでの薬物検査が2007年12月1日から導入されて以来、薬物使用の摘発件数は着実に増加している。
ニール・ロバーツ警察相は、より多くの人がリスクを冒すようになったことで、薬物使用の摘発件数はますます増える可能性が高いとしている。また、飲酒運転も道路の安全を脅かす大きな問題の1つになっており、2009年6月から今年1月までに実施された呼気テストは約220万件で、1万9000人以上が摘発されている。また、2008年度のQLD州における交通事故死亡件数のうち126件(38.4%)がアルコールと薬物による事故と判明している。