【シドニー18日AAP】 NSW州価格規制独立審査局(IPART)は18日、今後3年間で同州の電気代は最大64%上昇するという予想を発表した。上昇の要因について、同局は連邦政府による排出量取引制度(ETS)導入が背景にあるとしている。
NSW州の電気料金は昨年7月に値上がりしたばかり。
ETS関連法案については、連邦議会上院において2度、却下されているが、この調子でいくと、2013年までに各電力会社の電気代は46%~64%上昇するとされており、現在の平均的電気料金に対し577ドルから最大918ドルの上乗せになると予想されている。
IPARTでは、ETS廃止により電気代の値上げ率は緩和されるであろうとしている。