【シドニー18日AAP】 NSW州の主要都市部における賃貸空家率が2カ月連続で下落し、賃貸住宅の供給率が悪化していることが分かった。
NSW不動産協会(REINSW)の発表によると、2月期におけるシドニーの賃貸空家率は1.3%(前月比0.4%減)。ニューカッスルは1.9%(前月比1.5%減)、ウーロンゴンでも前月比0.3%減の1.7%だった。
REINSWは、2月期において賃貸状況が厳しくなった理由として、学校や大学が始まり、休暇明けで人々が仕事を再開したことなど季節的な要因があるとした。また、州政府が介入して不動産税の引き下げや土地の有効利用などを行わない限り、NSW州の賃貸状況は改善されないであろうとも述べた。