【パース21日AAP】 WA州出身の冒険家トム・スミサリンゲール氏(39)は現在、スキーをして自力で北極まで到達するという偉業に試みている。この偉業が達成されれば、オーストラリア人としては初、そして世界では3人目となる。
パースのサポートチームによると、スミサリンゲール氏は現在、目標地点の北極まで640キロの地点におり、旅は順調に進んでいるという。カナダ北部のワード・ハント・アイランドから始まった800キロの険しい氷の道のりを制覇するには約3カ月かかる。「One-Man Epic」と題された彼の冒険は、パースのピッツイ氏の後援によって現在オンラインで放送されている。(www.onemanepic.com)
衛星電話でスミサリンゲール氏と毎日連絡をとっているピッツイ氏は、険しい地形に出くわす場面もあったが、天候はおおむね晴れで、風も弱く流氷も少なく、最高気温は-20度、最低気温は-30度と条件は比較的良好だと述べている。スミサリンゲール氏は指に凍傷を負っているものの、それ以外健康状態に問題はなく、精神状態も良いという。
スミサリンゲール氏は自身のウェブサイトを通じてチャリティー活動を行っており、寄付金はバーネット機関に送られ、発展途上国に蔓延するエイズ、マラリア、結核の撲滅のために使用される。