【シドニー14日AAP】 シドニー南部ミランダのショッピングセンターの駐車場3階で、女性の運転する車の前輪が柵を乗り越え、車ごと転落する手前で停止していたことが分かった。柵を乗り越えて転落していれば、あわや大惨事となるところだった。
車を運転していたのは40代の女性で、最寄りのサザランド病院へ搬送された。衝撃により車に搭載されていたエアバッグが作動し、軽症を負ったものの、命に別状はない。ただ、転落していれば階下まで約10メートルの距離があり、大きな事故につながっていた可能性がある。
階下にいた買い物客らは、上階から車のタイヤが半分見える状態となり、女性が中から救出される作業を見守った。NSW州救急当局のブキャナン広報担当は、「女性は軽傷を負っただけで済んだことは幸運だった」とコメントした。