【シドニー30日AAP】 NSW州の人口増加数が、8年ぶりにQLD州を上回った。
30日に豪統計局(ABS)発表した数値によれば、2008年7月~2009年6月の1年間に、NSW州の人口は11万6500人増加し、QLD州では11万6500人増、VIC州では11万6300人増だったという。国全体の人口は、2009年6月30日の時点で2196万人だった。ABSは「人口増加は、都心や郊外、沿岸部で際立っている。内陸部や鉱区、ここ数年に干ばつの影響を受けた農村部などでは人口が減少した」と述べた。
人口増加率は、WA州が3年連続で国内最大となり、3.1%だった。続いて、QLD州が2.7%、NT準州が2.5%、VIC州が2.2%、NSW州やSA州、首都特別地域では全国平均1.8%を下回り、最下位はTAS州の1.1%だった。