【シドニー6日AAP】 NSW州企画省が発表した「NSW州と地域人口プロジェクト」報告書では、2036年のシドニーの人口は、2006年の430万人から40%増の600万人になるという予想が出された。NSW州全体をみても、一部の地域で集中的な人口増加があるとみられている。
連邦政府は先ごろ、国の人口は2050年までに現在の2200万人から3600万人に膨れ上がるであろうという予想を発表したばかり。
2006年に同州で行われた人口調査を元に出されたこの報告書によると、2036年のNSW州の人口は、現在より3割増の910万人という予想。人口増加分の4割は移民者の純増だが、あとの6割は自然的な増加(死亡者数や出生数の統計より計算された数値)だという。
シドニー周辺で最高の人口増加が予想されているのが南西部郊外のキャムデンで、2036年には現在の人口の390%増の24万9800人になるとみられている。また、州全土では、ニューカッスル近くのメートランドで71%増、ACTとの州境に近いクィーンビーアンでは72%の増加が見込まれている。