1930年に兵庫県姫路市で創業した、老舗メガネチェーンのParis Miki(パリミキ)。関西出身の方は「メガネの三城」という名前の方が親しみがあるかもしれませんね。
世界中で1,200以上もの店舗を構える、日本最大級のメガネチェーンであるパリミキがオーストラリアに進出したのは1988年のこと。今ではオーストラリア国内に7店舗を展開し、在豪日本人やアジア人を中心にこちらのコミュニティにも親しまれています。
そんなパリミキのオーストラリア1号店で旗艦店でもあるチャッツウッド店が、今年(2015年)6月に移転、リニューアルオープン! なにやら以前からガラリとイメージが変わったとの噂を耳にして、さっそくJAMSスタッフMとSがお邪魔してきました♪
移転先は、以前の店舗と同じチャッツウッド・ウェストフィールド内。チャッツウッド・ウエストフィールドは11月に30以上の新店舗を含んでリニューアルし、2016年2月にはH&Mやユニクロもオープンすることが決まっています。ますます魅力を増すチャッツウッド・ウエストフィールドで買い物を楽しみながら、気軽に訪れることができます♪
さて、みなさんはメガネショップというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
白を基調に透明感のあるインテリア…、こんなイメージをお持ちの方が多いのでは? ですが、そんなイメージとはまったく異なる、なんとも“ロック”な世界観が広がっていました!
「ここは何屋さんだろう?」と、通りかかる何人もが足を止める、クールなデザイン!
「カッコいい~~!!」と思わず声を揃えた二人。そんな驚きとワクワクが入り混じった二人を、向井さんと内川さんが迎え入れてくださいました♪
左が向井さん、右が内川さん。とっても気さくなお二人です♪
“メガネ屋”というよりも、“サングラス屋”というようなイメージの店内。1950年代のアメリカンダイナーを彷彿とさせるインテリアには、「老舗だからこそ変わらないといけない」という思いが込められているのだと、向井さん。
音楽好きやコレクターには堪らない! ソファーに座って写真撮影する人も多く、時にはお客さんによるギターの弾き語りも!
小物類を含め、インテリアはすべて向井さんのプロデュースによるもので、なんと壁にかかったコレクターズアイテムのレコードや、店内に置かれた2本のギターは向井さんの私物なのだとか! ディスプレイされている小物類も購入でき(!)、実際、すでに何人も購入されているそうです(※レコードは非売品)。
駐車場から延びる通路に面した棚には、通路向きにもフィギュアが並び、老若男女の通りゆく人たちが眺めています。
まるでおもちゃ箱の中に迷いこんだかのように、店内にはワクワク感が散りばめられています。小物類は向井さんが日本で仕入れているそうで、その時々によって変容するディスプレイを見るのも楽しいですね♪
そんな店内の中、ひときわ目立つのが、入り口すぐにそびえる「レイバン・タワー」!
“世界最高級のサングラス”とも称されるレイバンを、サングラスで120本以上、フレームを含めるとおよそ200本を取り揃えており、その在庫数はシドニーNo.1を誇ります★
ちなみに、取材時に向井さんと内川さんがかけていたメガネもレイバンです。
レイバン・タワーの前でパシャリ! レイバンのメガネからサングラスにかけかえていただきました。
そして日系店ならではの、日本人向けのメガネ・サングラスも豊富に揃っています!
まず注目したいのが“アジアンフィット”。
欧米人に比べ鼻幅が狭い傾向のアジア人。日本人が欧米製のフレームをかけると、頬にあたるなどうまくかけられないことが起こりがちです。メガネは8割を鼻でかけているため、アジアンフィットでボリュームをつけると、断然フィット感が変わります。調整が難しいプラスチックフレームでもアジアンフィットならしっくりと顔になじむので、オシャレの幅が広がります♪ それぞれの人にあったサイズを、向井さんと内川さんがおすすめしてくれますよ〜。
ブラックが通常のフレーム、パープルがアジアンフィット仕様のものです。
さらに、グループ内に光学研究所を持つパリミキの、日本でもトップレベルの品質を誇るオリジナルブランドの製品も並びます。
そのブランドのひとつのエアロライトは、見た目はプラスチックのようですが、柔軟な樹脂素材でできているためテンプルがグニャリとしなります。また、鼻のラインや耳の形にぴったり合うよう調整できるように鼻パットも採用されているので、プラスチックフレームをかけたいけれどズレやすさが気になるという方におすすめです。
内川さんが軽〜くグニャリと曲げて見せたエアロライトにビックリ!
もうひとつ、こちらも売れ筋商品のエア・フレックス。向井さんと内川さんがデザインを手掛けています。フレームには哺乳瓶の先端部にも使われている樹脂を使用。フレームがクネクネと曲がり、すっと顔に馴染む感覚には衝撃を受けます! 軽量なのもポイントです♪
写真に写っているもの以外にも、さまざまな色や形があります。
また、メガネやサングラスだけでなく、コンタクトレンズの在庫も豊富に揃えています。
日本でもおなじみのアキュビューとメニコン社製のものを取り扱っているので、使い馴染みのあるコンタクトレンズをシドニーでも手に入れることができます。オンライン価格での販売にくわえて送料がかからないので、とってもお得ですよ!
コンタクトレンズの在庫も豊富に揃っていて、もちろんケースや洗浄液も扱っています。
さて、レイバンをはじめ、オークリーにグッチ、ディオールやD&Gといった各種ブランドのサングラスを取り扱っているなか、とくにJAMSスタッフSの興味を引いたのが、ハワイ発のブランド、マウイ・ジムです。
マウイ・ジムは偏光レンズに特化したブランドで、オーストラリアのように日差しの強い地域でも、眩しさをしっかりとカットしてくれます。偏光レンズというと、グリーン、茶色、グレーの3色が基本なのですが、マウイ・ジムにはその他のカラーもあり、選べる楽しさがあります♪ 偏光レンズは色のコントラストがよくなるので、ゴルフでは芝の切れ目が見えやすくなるそうです!
日本にはまだまだ根付いていないサングラス文化ですが、日本の3〜5倍ともいわれる、日差しの強いオーストラリアではサングラスは生活必需品。白内障予防のためにも、ぜひ常用をおすすめします。サングラスは25ドルから取り扱っているので、はじめてのをという方も手に取りやすいのではないかと思います。
ショーケースに飾られたカラフルなマウイ・ジム♪
店内にある、プラダなどのブランドメガネを含む全商品が、1.6薄型レンズを標準としたレンズ込みの価格なのも、見逃せないポイントです!
そして、忘れてはならない技術サービスについて。
店内奥には検眼、またレンズの加工設備があり、最短10分でメガネをつくることができます(※)! たった10分でオーダーメイドのメガネがつくれるというのは、熟練した高い技術があるからこそ。ニコンの1.6薄型レンズを常備しているので、ほとんどのケースですくに対応することができるそうです。
検眼機に座る向井さんと、値を入力しレンズをカットする内川さん。
この他、調整やクリーニング、ノーズパッドをはじめとするパーツの交換も無料で行なってくれます。他店で購入したものでも快く対応してくれるのが、またうれしいですね!
日本人販売員のいるメガネ店は、シドニーでもまだまだ稀です。専門的なことも含め、メガネに関する質問や相談を日本語ですることができるというのは、やはり安心感が違いますね。日本人の特有の顔の系統やクセなど、日本人ならではの細かな部分も熟知してくれていることもとても大きなポイントです。知識と経験にもとづいて的確な見立てをしてくれるので、メガネデビューの方はもちろんのこと、長年メガネを愛用されている方でも、今までとは違った自分のメガネスタイルを発見できるのではないかと思います。
とっても気さくなお二人なので、ぜひお二人に相談しながら、ご自分にぴったりの1本を見つけてみてはいかがでしょうか?
お二人とも、お忙しいなか取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!
(※)…検眼時間を除く。在庫レンズがあり、かつ混雑していない場合に限ります。
パリミキ チャッツウッド店
Shop 243/244, Lower Level, Westfield Shopping Centre, Chatswood
(02) 9413-2033/0416-059-342(日本語)
営業時間:月~水 9:00-17:30, 木 9:00-21:00, 土 9:00-17:00, 日 10:00-17:00
メンバー一同こころよりお問い合わせ・ご相談をお待ちしております。
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