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話題の「OceanRoom」を斬る

今、シドニーで一番注目されているレストランといえば、まずこのお店を思い出すだろう。

今年の9月中旬に待望のリニューアルオープンを果たした

「Ocean Room」

1ヵ月半もの改装期間を掛けて、世界的に有名なデザイナーの森田恭通氏が内装デザインを手掛けた事でも一躍話題に。

温かみのある内装と照明は、4万3千本ものジャカルタ原産のアラベスクヒノキを用いた斬新さが際立っている。

新しく設置されたバーカウンターでは、日本の居酒屋で出てくるようなメニューが「Raita流」に研ぎ澄まされて“Chotto”というメニューで登場。

ひとつ$3から$6という手軽なお値段で楽しめるのも嬉しいところ。

今後の「チョイ飲み」は、お洒落な場所で馴染みのある居酒屋料理の変化球スタイルをビールやワインで楽しむ・・・。ここOcean Roomから新たなダイニングスタイルが発信されそうだ。

 

○日本人とオーストラリア人に喜んでもらえる料理を○

シドニーにおける”モダン・ジャパニーズ”の旗頭が創り上げる料理の数々は、創意工夫が凝らされたものばかり。

日本人のグルメをうならせつつ、オーストラリア人の味覚にも合う料理。

この背景が異なる両者を満足させるのは、並大抵ではないだろう。

ダシであっさり仕上げたい料理も、こちらの人には薄すぎて味が物足りない、なんていう声もよく耳にしたりする。

さて野田雷太は、いかにこのあたりをクリアすべく料理に取り組んでいるのだろうか…。

期待して本日の料理をいただくことにしよう。

 ORの自慢の一品。

赤身からトロまで5種類の調理法と味付けが楽しめる「ツナ クリエーション」$23

共に添えられているスパイスと一緒いただくことで、口の中で「計算」された味わいが楽しめる。

(右)「酒ジェリーバーコッド」$21

 くえと梅のジェリーを薄昆布で巻いた一品。

幻の高級魚といわれている「くえ」は透明感のある白身で身がしっかりしているのが特徴。

通常、薄作りで出される事が多い魚だが、薄めのフィレを上手に仕上げて、昆布と酒ジェリーという「和」の真髄で仕上げた自慢の一皿。

 

 

 

☆Mオススメの一品☆ 

(左)レアトラウトのスパイシーアボカドサルサ添え$19

絶妙な火加減。これ以上火が入りすぎてもレア感がなくなり、これ以上入れなくても生と変わりがなくなる。そんな1ミリの火加減がトラウトの旨味を最大限に生かしている。

ORでよく使われる食材で「ハラペーニョ」という青いチリがある。このアボカドサルサにもこのピリッと辛いハラペーニョが隠れていた。

アボカドのクリーミーさや濃厚さ、このチリの酸っぱさ、辛さがサーモンの脂の甘さとちょうど良いコントラストを口の中で広げていた。

(右)フィッシャーマンズ・ツナ $38

コーンフレークを衣に代用したアイデア料理。レアに焼き上げたブルーフィンツナには、スパイシーな黒胡椒のアイオリとハラペーニョソースが添えられている。

 

このお店で「おっ?」と目を引くメニューの一つがCHOTTOメニューにあるこのカレーパン。

ファインダイニングにカレーパン? $3.5/Piece

このお洒落な雰囲気の中で食す居酒屋風のメニューも雷太氏のこだわりのひとつ。

パン粉の荒さやパン生地の作り方、中身のカレーのテーストまで、何度も試作しながら、最終的に辿り着いたのが、いたってシンプルなカレーパンだった。

下手に懲りすぎないそのシンプルさが、日本人が求める「The カレーパン」だったのだ。

Mの毒舌① 大きくはないが一個全部食べるとお腹一杯になっちゃう・・・・

 

 

 

☆Mが特にオススメする一品☆

揚げたカレーパンの後に登場した「とまとソーメン」$5

野田雷太氏が10年前に初めてモダンジャパニーズのメニューとして考えついた思い出深い一品。このソーメンを中心に、お店のメニューは創り上げられていったのだそう。

トマトとダシを混ぜ合わせて出来た上澄みだけを用いた、あっさりながらも濃縮された汁と、余計な薬味を加えないシンプルさが、揚げ物の後には最高のお口直しに。

 

   

揚げだしポテト。$4/Piece

編集長と顔を合わせながら里芋っぽいけど、ポテトってあるし・・・ でもこれは里芋だよね?(笑)

 結局、里芋でした。(笑)

滑らかな舌触りとお芋の甘さが和風ダシとよくマッチしている一品。

 ゴマ豆腐のステーキ $18

自家製のゴマ豆腐を照り焼き風のステーキ仕立てに。

ポルチーニ岳の香りとゴマ豆腐の香ばしさが食欲をそそる。

お餅のように弾力のある豆腐は、かなりM好み。(笑)

Mの毒舌②しかしながら、日本人的には照り焼きよりもあんかけ風の方が好みかも。

  

 ローストチリスパイスの鯛 $39

丸々一匹の鯛を外はカリっと、中はふっくらと揚げ、味噌ハーブと葱オイルで仕上げた一品。

 

改装前のメニューをほとんど残さず、改装中に試行錯誤しながら創り上げた45ものメニューは、完成するまでに7-8倍の没作品を出たという。

こだわり抜いた料理の数々。

シドニーハーバーとオペラハウスを一望しながら、斬新なデザインと自慢のメニューの数々を堪能してみませんか?

オーシャンルーム
モダンジャパニーズ
珠玉のシーフードダイニング
ADR: Ground Level, West Circular Quay The Rocks NSW 2000
TEL: (02) 9252 9585
Opening

Hour

Lunch Tue – Fri:from 12pm / Dinner Mon – Sat:from 6pm

 

 

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