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東京での仕事

 
その31 東京での仕事
 
オーストラリア一周のあと、東南アジアを回り東京についたのは、仕事を辞めてから半年後でした。半年間も働せず、今では、信じられませんね、若いから出来たのでしょう。
東京に戻ると直ぐに仕事が待っていました、日本の料理界が注目する恵比寿のロッブションです。
ここでまたモーリス氏と働く事になっており久々の再開で胸がトキメキ、仕事に意欲が起きました。キッチンは、日本初の電磁調理キッチン、すべてがハイテクでこの頃の日本では、最先端をいくキッチンでした。199410月のことです。
キッチンでは、毎日何回も料理の試作が行われ食材は、フランスから空輸されたトリュフ、フォアグラ、鳩、鴨、キャビアなど一流の素材が溢れていて、私は、今まで見た事もない素材ばかりで扱いに不慣れでした。スタッフは、、フランスから修行をした優秀な人材(料理人の数は、40人)が多く私は、あまりのレベルの違いがあり、自分が情けなくました。キッチンの中は、すべてフランス語…もちろん私は、何も分かりません。そこは、すべてが一流なのです。私を除いて…ここから奮闘がまた始まります。

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