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親方の助言

♦親方の助言♦

先日私は、私が友人Y子とカフェでお茶をしていた時に、突拍子も無い衝動にかられたのは、おしゃれチックな不動産屋のせいである。

私が友人Y子とたまたま訪れたカフェの向かいに、かなりおしゃれチックな不動産屋さんがオフィスを構えていた。 そこの不動産屋さんに出ている物件は、どれも5億だの10億だのと”わけのわからない金額”で、有名デザイナーのデザイナーハウスやペントハウスなどの写真がウインドウに展示されていた。

そんな素敵なペントハウスのオープンデーが、私達がたまたま訪れたカフェの上のビルでやっていたので、物件とは反比例な無愛想な不動産屋の姉ちゃんに連れられて、私達はペントハウスに足を踏み込んだ。

足を踏み入れた瞬間の景色と広さに「ギョェーーーーーッ!!!」と叫びかけた私と友人だったが、ここで叫んでしまうと無愛想な不動産屋の姉ちゃんがますます相手にしなくなるといけないので、「ほぉーーっ・・・」と関心したフリをしてみた私達は大人である。  

そこのユニットのリビングには大きな長方形のラグが敷いてあって、そのラグの”フカフカ”さは今までに体験した事のないフカフカさである事にまず驚かされた。 

どれだけそのラグがフカフカだったのか説明をすると、我が家に発生するゴキブリの親方が、何かの間違いでそのラグの上に落ちたとしたら、ラグの中に埋もれてしまい、一体どこに行ったか分からないくらいにフカフカなのだ。 

もしこのラグについてゴキブリの親方からコメントを頂けたとしたら、”あそこに落ちたら、ブラックホールだね。出口を探そうと迷いに迷った結果、餓死しちゃうんだぜ・・・ あんたも気をつけな。”と言うくらいフカフカなのだ。

何かの間違えで、こんなアパートをうっかり購入してしまったら、素敵な家具や贅沢な生活どころか、孫にまで伝わる借金地獄生活を強いられ、それこそその辺に生えている草木やはおろか、フカフカのラグまで食べてしまわなければいけない生活に落ちいることになるだろう。 ごきぶりの親方のコメントは、どうやらラグに関してのコメントだけでなく、購入者への助言だったといえよう。

こうして私たちは、”きっとあんな素敵なお宅じゃ、ゴキブリの親方も居心地が悪いだろうから、今のところでいいや。”とゴキブリの親方のせいにして、豪邸を後にしたのである。

そんな私に友人Y子がこういった。

”あんた、あんな豪邸本当は欲しいなーとか思ってるんじゃないだろうねぇ? 頭金のうちの1%も無いくせにバカな夢みないでよ。あんたがあんな豪邸に住んだとしたら、高級の肉屋かなんかに、間違ってジャガイモか何かが置いてあるみたいで、変でしょ!”

なんだか訳のわからないY子の発言に妙に納得した私は、帰りにジャガイモ一袋を購入し、いつものカレーの仕度をし始めたのだった。

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