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ブログ第四十二回 ルーサンヌ / マルサンヌ

Thursday 24/07/08 

 最近、シドニーで人気のオイスターご存知ですか?

 その名は“クマモト・オイスター”。

 日本の方なら、なんで熊本産の・・・カキ? みたいな印象があると思いますが、もともと60年前に種牡蠣としてアメリカに渡り、その後、大ブレークしたのが始まり。アメリカのトップ・レストランでは当然のごとくオン・リスト、彼らの料理本にたびたび登場するので結構なじみがあるのではないでしょうか。今では、逆輸入で日本でも手に入るようですが、こちらオーストラリアではSAのポート・リンカーンで養殖されているものが登場します。ただ、名前が少し違うかも・・・。“KOMOTO”や“KUMOTO”なのですから。ニック・ネームとして許しますが、Kumamoto Oysterかなり美味しい。ホント! 個人的にはAngasi Oysterが好きだけど、この小ぶりのKumamoto勝ちそうな勢いです。

 

本日のワイン。Mas des Bressades Cuvee Excellence 2006

 今回のワインはフランスの南西部ラングドック地方のもの。Nimesというまち(ツール・ド・フランスを見ている方ならご存知のまちですね)に隣接するワイン産地のルーサンヌとマルサンヌという白葡萄からつくられるワインは、フレッシュのピスタチオやアーモンド、ヘーゼルナッツ、ミネラル、ビター・オレンジ、カリン、カモミーユ、ユーカリ、笹の葉、そしてホワイト・ペッパーの香りが心地よく鼻腔を刺激します。口に含めば、適度な果実味や酸味、それから出しゃばらない樽のニュアンスが複雑に絡み合って、いろんな凹凸を感じながら楽しめるのです。余韻もながくていい。ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、ピノ・グリに飽きているあなた、こんなワイン飲んでみませんか?

料理とワインのマリアージュ: Fresh Kumamoto Oyster

Score: 16.5 / 20

 

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