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ブログ第五十二回 料理とワインの会 第6回 “高架下の中華(四川風)”

Thursday 04/09/08

 今回も始まりますよー。恒例の“料理とワイン”。

 テーマは、“高架下の中華”。 はぁ? みたいなテーマですが・・・、

 Hideさんがどんな料理を創作したのか。楽しみですね。Hideさん曰くちょっと四川を意識した模様。

 ちなみにワインは、日通さんから4本、いつもの泡担当のMさんから1本、そして私が1本の合計6本。今回もよく飲みました。

 

 

まずは、餃子。Mさん、はしゃぎまくり!! 声のトーン上がりっぱなし!!! いったい彼女は何個たいらげたんだろう・・・。中には海老、帆立、ザーサイが入った1品。黒酢と醤油のたれにつけていただきます。シャルドネがよろしい。 

その前にあるのがポーク・ベリー。3時間じっくり塩茹でしたポーク・ベリーに、チャイニーズ・ファイブ・スパイスのアクセントがいい。横に添えたソースは、あえてHideさんらしくシンプルでかつ酸味がしっかり残ったトマトのソースのほうが良かったんじゃないかなぁ。リースリングとの相性、きっともっとよくなっていたはず。                                                          

 

続いて、揚げ豆腐。上にのっけてあるのが、海老、タケノコ、ショウガ、そしてチリ。やさしいテクスチャーのこの料理には、ジャーマン・スタイルのリースリングがやっぱり合ってくる。

 

そして、パイナップル・カップの海老のチリ・ソースナス・カップの麻婆豆腐、そしてファジィー・メロンのカップに入った豚バラとトンソクの3品。

                                                                                                               エビチリはシンプルな味付けでエビのうま味が表現されています。 洋梨のシードルがいいマッチング。 

                                                                                                              麻婆豆腐もまたシンプルです。もう少しスパイスを増やして複雑さがあっても良かったかもしれませんね、Hideさん。それでも、リースリングと一緒に楽しめたのだから満足です。 

                                                                                                                そして豚バラ&トンソク。スター・アニスとシナモンのスパイスと干し椎茸の味わいが広がり、テクスチャーも良く、ピノ・ノワールとピタピタ。

 

はい、デザートです。小豆をベースに、白玉、黒と白のタピオカ、そしてオレンジ・ピールがいいアクセント。久々にシェリーのマスカテルが飲みたくなったなぁ。

 

Hideさんお疲れ様でした。 古江さんワインありがとうございました。Mさん、楽しく食事できましたよ。Riseのスタッフいつもアリガト。

今回の料理、すべて美味しかったですよ。ただ、もう少しスパイスのバラエティーがあっても良かったかなぁ・・・。なんてね。あっ、そうか、高架下の中華だから、そうもいかないか。

 

さて、ワインです・・・

右から、Clover Hill 2003(Mさんから)。ハニー、イースト、カリン、アプリコット、トースト、そしてミネラルの香りが細かい泡と共に舞い上がってきます。フロントはソフトなタッチで、ミドルからは果実味と若干のビターな感覚が広がります。そして心地よい酸味が余韻を形成している。アペリティフとしていいチョイスですよ、Mさん。Score: 15/20

Eric Bordelet Poir Granit 2006(私持参)。これはフランスのノルマンディー地方の洋梨のシードル(サイダー)です。ほんのり甘いこのシードルは、洋梨、キャンディード・ジンジャー、パイナップル、、そして青梅の香りからキック・オフ。数種類の洋梨を使っていて、非常にバランス感の優れたシードルです。洋梨にハニーとジンジャーの味わいがだんだんスピードを増してきます。Score: 15/20

Petaluma Hanlin Hill Riesling 2008(日通さんから)。ニュー・ヴィンテージ2008年物のClare Valley産のリースリング。Clare Valleyは私のコラムによく登場するワイン産地ですが、リースリングならどうしてもこの産地のワインを買ってしまいます。ライム、グラニー・スミス・アップル、ライム・リーフ、ジンジャー・フラワー、ホワイト・ペッパー、そしてイタパセの香りが誘惑的に漂ってきます。口に含めば、酸味、ほんのり甘味のある果実味、グレープフルーツ系の苦味のバランスが良く、調和のとれた味わいがフィニッシュまで続きます。Score: 17.5/20

Leeuwin Prelude Vineyards Chardonnay 2006(日通さんから)。お馴染みルーウィンのシャルドネは、デリケートなヴァニラ、フレッシュ・アーモンド、ピーチ、オレンジ・ゼストの香りが特徴を描きます。何か飛びぬけた味わいがあるのではなく、いろんな味わいに協調性があり、口の中で溶けていくのです。余韻の仕上がりもOZシャルドネらしからぬ酸味がスッキリと纏めてくれます。Score: 14/20

Tamar Ridge Pinot Noir 2006(日通さんから)。タスマニアのロンセストンから近いワイン産地のピノはラズベリー、イチゴ、丁子、ロング・ペッパー、そしてわずかにチョコレートの香りを見つけ出すことができます。心地よい果実味は適度な酸味を伴い、スパイスのフレーバー、そしてセイバリーのキャラクターが料理に合わせやすくて非常にいい。17/20

Dead Letter Office Shiraz 2005(日通さんから)。このシラーズは2つのワイン産地McLaren Vale(75%)、Padthaway(25%)のブレンド・ワイン。プラム、ブラックベリー、ナツメッグ、シナモン、エスプレッソの香りの波が押し寄せてきます。味わいはいたってシンプル、フルーツとスパイス。シラーズの特徴がわかりやすく表現されていて、ジューシーなタンニンが余韻を楽しませてくれます。14/20

 

次回は・・・、なんですかぁMさん。

ちなみに私は、日本に行ってますのでお休みです。このコラムRiseのソムリエUeda君に託します。

皆さん、また楽しく食べて酔っ払って下さいな。

では、私は2ヵ月後です。

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